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JR東 駅の時計の撤去計画 駅の時計って集中管理されているから

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JR東日本では今後10年で500の駅から時計を撤去していく計画があるとか。

この時計の撤去によって年間3億円もの費用が浮く計算になると言います。

でも発車標や時刻表のそばだったり、改札口付近にはやっぱり時計があるほうが便利だと思うのですが、今の人はスマホで時間を確認するから駅の時計がなくなっても何も思わないのかな。

私はスマホをカバンに仕舞い込んでいることが多く、時間を確認するためにスマホをわざわざ取り出すほうが面倒だと思うのですが。

 

ちなみに駅の時計って時刻などは集中管理されています。

一つ一つの時計の時間を合わていくということができません。

昔は主要な駅に“親時計”と呼ばれる管理装置を組み込んだ時計があって、この管理装置と他の時計を配線で結んで制御していました。

小さな駅には管理装置がありませんので、主要駅に置いている管理装置とその他の駅の時計をわざわざ配線で接続していました。

 

困るのが小さな駅で勤務している時に

「ホームの時計の時間狂ってるよ」

とお客さんに指摘されるときですね。

改札にいる駅員はこの時計の修正が一切できません。

とりあえず脚立を持って行って、時刻がくるっている時計に“調整中”と書いた紙を貼ることしかできません。

あとは通信系の部署の係員に任せるのみなのです。

 

主な駅に設置している親時計ですが、私が駅にいたころは運転指令所の列車運行管理システムと配線で結ばれていて、一括して時刻の制御などを行っていました。

親時計は列車運行管理システムによって時刻を制御されていたわけです。

今ならば電波で簡単に時刻合わせもできるのですが、駅の場合は地下もあれば建物に遮られて電波を受けられない箇所も相当ありますから、ひょっとすると今でも配線のままかな?

それとも親時計は電波によって時刻合わせなどをして、そのデータを従来の配線を使って他の時計を制御しているのかな?

 

この親時計なのですが、結構大きな装置です。

私が駅勤務時代の駅長所在駅は駅舎改造工事の真っ最中で、一時期はプレハブの駅長室内に雑然と事務机が並ぶ後ろに親時計が鎮座しておりました。

事務仕事やら電話番をしている後ろで、親時計を操作して他の時計の時刻を修正するときなどは正直邪魔でしたね。(笑)

暇なときは通信系の係員の作業の様子をジーっと見ていましたけど。

 

しかし駅の時計まで撤去していくって、JR東日本はとことん省力化にまい進していますよね。

そりゃ運転士も車掌もなくしての運転をどこの会社よりも先に着手しますわ。



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