新幹線車内で〝551の蓬莱〟の豚まんを食べようとしたところ隣席の旅客から、
「551は新幹線で食べちゃダメだろ」
と言われところ、
「何言ってるの?」
と言い返した、というXへの投稿がありました。

駅員の時より乗務員になってからのほうが、ややこの手のクレームの頻度は多かったように思います。
どこの社局もそうだと思いますが、電車内での飲食については規則等で禁止されてはいないです。
「なぜタバコは禁止なのに、ビールを車内で飲むのは許されているんだ!」
っていうクレームを受けたことがありますが、ともにニオイに関しては嫌いな人もいるでしょうし言い分はわかりますが、タバコは火災の危険性が高いから禁止されていますので、飲食とはまた別次元という考えです。
しかしロングシートの通勤電車の車内でビールを飲むという行為って、ニオイもそうだけど飲んでいる姿を目の当たりにしちゃうこともあって、あまり良い姿とは捉えられないです。
不思議とクロスシートでビールを飲む場合は多少許容レベルが上がるような気がしますが、ロングシートだと許容レベルが下がり〝飲む=悪〟に繋がるような気がします。
今回のXへの投稿も、新幹線車内での飲食は許容レベルが上がって当然……、みたいな部分があるのでしょうね。
東京~新大阪で2時間半という時間はゆったり食事するには短いかもしれませんが、列車の揺れでお腹がこなれるのか小腹が空く感じがしますし、車内は乾燥しているので喉も乾きがち。
清涼飲料水よりはミネラルウォーターかビールを選ぶ人が多い気がします。
小腹が空いたので手軽にお腹を満たそうと551の豚まんをチョイスする、その気持ちもわかります。
規則で禁止されていないのだから、車内で何を飲み食いしようが勝手だろ!という言い分がXへの投稿の趣旨なわけですが、規則さえ守っていればあとは何をしようが問題ない、っていう考えの人が多いですよね。
規則に反していなければ何も問題ないかもしれませんが、少し欠落した部分がありますよね。
マナーなんて言い方もありますが、どちらかと言うと周りへの気遣いが欠けていたというのが適切でしょうか。
駅弁やサンドイッチなどは車内で食べても目くじらを立てる人はあまりいないと思います。
それはニオイの問題かなと。
列車内で食べることを前提にしている駅弁は、551の豚まんと比較してニオイはそれほどきつくはありません。
サンドイッチ類も周囲にニオイが充満するような物はあまりありません。
551の豚まんって、箱から出さずに持ち歩いているだけでもかなりニオイが充満します。
家に持ち帰るために買った551の豚まんを持ったお客さんが客室にいるだけで、そのニオイが乗務員室にまで襲ってきますからね。
本当にそれほどきついニオイなんです。
関西人ならばそのニオイの威力も十分知っているはずですから、列車内で食べようとする人は少ないと思います。
このXでの投稿で最も引っ掛かったのは、
自分の価値観をいきなり他人に押し付ける人、どう思う?
この部分です。
この方も他人に対して自分の価値観を押し付けていますからね。
〝なんで新幹線で551食べたらあかんねん〟と。
「法律のどこにダメって書いてあるねん!」
「いつダメって決まってん?何年何月何時何分何秒?」
と小学生の頃に自分の非を指摘されるとまくし立てる同級生がいたのですが、大人になってもこんな人がいるんだなと率直に思いました。
〝自分の価値観をいきなり他人に押し付ける人、どう思う?〟
鉄道業界に長らく身を置いていた者からすると、最近の撮り鉄も似たような人が多いなと思ったりするほど、自身の考えが最優先な人が増加しています。
自身の考えこそがすべて正しく、自身の考えにそぐわない人は皆間違っている的なまるで、
〝我こそは歩く規則集だ!〟
みたいな人も散見されますが、規則がどうのではなく周りへの気遣いを欠いているからこそ周囲とのトラブルに発展するのだろうなと思います。
「551は新幹線で食べちゃダメだろ」
と言った方ですが、私はこの方もどうかなと思ってます。
大人ならば黙って、
〝大人になっても周りへの気遣いもできない情けない人間〟
と心の中で軽蔑の言葉を思い浮かべて、横目で冷たい視線を投げかけるだけでも良かったと思いますけどね。
「なぜタバコは禁止なのに、ビールを車内で飲むのは許されているんだ!」
とクレームを言われた時も、
〝文句があるならば本社へ規則で定めろとでも言えよ〟
と心の中で思いましたからね。
〝ちなみに めちゃくちゃ美味かった。〟
Xの最後の締めくくりがこの言葉でしたから、勉強はできるのかもしれない会社経営者らしいけど、精神部分が子供のまま成長できていない人なんだなと思いました。
