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車両のガラスが破損するケースにもいろいろとあって…

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昨日(2025/04/13)東北新幹線の車内で車掌と乗客とのトラブルがあり、ドアのガラスが割れたことで遅延が発生したとのニュースを目にしました。

新聞報道によると、何がきっかけでトラブルになったのかはわかりませんが、新青森・秋田発東京行き「はやぶさ・こまち40号」の13号車のデッキ付近で車掌と乗客とのトラブルがあり、ドアのガラスが割れた。

13号車を締め切り扱いにしたのだと思いますが、利用者を他の車両に移すなどしたため34分の遅延が発生した。

車掌や運転士と乗客がもめて車両のガラスが割れるというケースはあまりないとは思いますが、乗客同士のトラブルによってガラスが破損するケースは時々起こっています。

 

ちょっと昔の記事ですが、

私が車掌になって2年目くらいだったかな。

乗務していた列車の車内で、若い男性同士のケンカが発生。

ただ先頭車で起きたために私はまったく知らずに乗務していました。

ある駅に停車してドアを開けたときに、それこそ突き飛ばされたような勢いで乗客が出てきたことにビックリ。

そして運転士からインターホンで

「客同士がケンカして暴れて、仕切扉のガラスが割られた!」

 

車内で大声でケンカをはじめたらしく、運転士は駅停車中に静かにするように注意をして乗務員室に戻った。

出発後にケンカしていた男の一人が、何かを叫びながら仕切扉を叩いたり蹴り始めた。

いつガラスが割れてもおかしくないと思い、身を縮めながら運転を継続していたが、駅停車直前に割れた。

何も知らない私は通常通りにドアを開けたところ、ケンカしていた2名がホームに飛び出て行った。

停車した駅が助役所在駅だったために応援を要請し、警察にも通報してもらった。

数分は止まったと思いますが、他の旅客がパニックになるといったこともありませんでした。

駅でガムテープを借りてきて仕切扉の割れたガラスに張って補強し、その後は通常通りに運転を継続。

でも列車の振動でガラスがさらに割れそうだったから、日中でしたが運転士は遮光幕を下ろして運転していたとか。

仲の良かった運転士でしたが、酒席の際には決まって

「俺は後ろで暴れまくる奴が怖くて身を縮めて運転していたのに、お前は意気揚々と放送して、普通にドアを開けて・・・」

と決まって言われていましたよ。

客同士のトラブル?貫通扉のガラスが割られるなどして車内はパニックに
7月4日の15時15分ごろ東急田園都市線。報道では一方的に言いがかりをつけられた乗客が隣の車両へ移動した際に貫通扉を閉めた。それに対して言いがかりをつけた男は追いかけたのかな、貫通扉を殴ったり蹴ったりしてガラスを割った。車内非常通報装置(非...

これは夕方に起きたものでお酒が入っていた乗客によるものではないと記憶していますが、一般的には少し飲んで気が大きくなるのか、普段ならば黙っているところを他の乗客に食って掛かり……、みたいなパターンが多い印象がありますし、たいていは夜間にガラスが破損したというケースが多いように思います。

夕方だと高校生同士のグループが車内で口論となって、その勢いで窓ガラスを破損したということがありました。

他の学校の生徒同士によるトラブルで、普段からいがみあっていたのかな?

 

これは一度だけでしたが、車掌が肘打ちして乗務員室の側扉の落とし窓を割ったなんてことがありました。

本社へ提出した報告書では、列車無線で呼び出された車掌があわてて出ようとした際に、肘が当たって落とし窓のガラスが割れたとなっていましたが……。

実は運転士が曲線をちょいと高い速度で進入したために乗務員室で立っていた車掌がよろけてしまい、倒れないように手を出した場所が落とし窓のガラスだったので、割れてしまったのが本当の話だったとか。

 

一時期なぜか頻繁に起きたのが、乗客が体勢を保つために軽くドアのガラスに手を突いたらクモの巣状に粉々に割れたとか、ラッシュ時にドアにもたれて立っていたら急に窓ガラスがクモの巣状に粉々に割れたというケース。

強化ガラスって全体に力が加わっても強くて割れにくいのですが、一点に力が加わると粉々に割れてしまいます。それも軽く突いただけ、みたいなケースで割れたりするんですよね。

でも何も当たってもないのに急にガラスが割れたという案件も同じ時期にあり、私は詳しくはわかりませんが、同じ形式で相次いだように記憶していますから、車体の構造やら形状が既存のガラスと合っていなかったのかなと思ったりもしましたが、実際どうなのでしょうね。

 

かなり昔になりますが、他社の事故により夕方のラッシュ時間帯に山陽電鉄が振替輸送を受託していて、ちょうど乗り合わせたことがあります。

6両編成の直通特急は超満員を超えるすし詰め状態で走行しており、立つのも大変な状態でした。

軽くブレーキ(曲線の速度調節だと思います)がかかっただけで乗客は前につんのめる感じになり、曲線部にさしかかると今度は一斉に外側へ押し出される状態になり、倒れないようにと伸ばした手がクロスシート部の窓ガラスに当たった瞬間にものの見事に割れてしまいました。

ケガはしていなかったように見えましたが、この時は車両の振替ができる状態ではなかったので、窓ガラスに粘着テープを貼る応急措置で走行を続けていました。

(先の駅で車両振替をしたかもしれませんが)

こういう状況を目の当たりにしたことがあるので、なんでもかんでも振替輸送を受託するのも考え物だと思った次第です。

(JR西と山陽電鉄の輸送力の違いが大きすぎる)

 

他にも投石によるガラス破損もあれば、先頭車両だとハトやカラスとの接触で破損することもありますし、人身事故等でバラストを巻き上げ、そのバラストが離合列車に当たってガラスの破損というケースもありました。


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