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web記事やブログ、SNSのチェックに余念がない鉄道会社…

思うことなど
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私はこのブログに自分の経験談や目撃談と感想を主に、最近のニュースなども交えて鉄道に関することを発信しています。

経験談や目撃談は少なくとも10年程度以上昔の事柄しか記載しません。

ニュースについてはすでに報道されていることから、社名も入れて記事にしています。

以前あるニュースをもとにこのブログに記事を掲載した際に、社名だけではなく人物名も記載したところ、その方の父を名乗る方から記事中の名前を削除してほしいと依頼を受けて、記事ごと削除したことがあります。

鉄道会社を辞められて再就職先を探すものの、ネットで検索すると息子の名前がたくさん出てきて就職できず困っていると。

新聞などのニュース記事は一定期間を過ぎると削除されることが多いのですが、個人が発信するブログやSNSはずっと残りますから、個人名を出すことの弊害は大きいよなと思った次第です。

 

 

こちらは昔書いた記事です。

この記事を書いた当日から私が働いていた会社からと思われるアクセスのほか、数社の鉄道会社からと思われるアクセスがありました。

私は会社名は書いてはいないものの、これらのアクセスしてきた会社ってやっぱり心当たりがあるのかな……。

20年以上昔、本社勤務の先輩に聞いた話によると、勤務していた鉄道会社のどこかの部署には、WEBなどに自社の名前が書かれているものすべてにアクセスして内容を確認するという仕事があったとか。

その当時でもそのような仕事だけを行う専任3名の社員がいて、毎日自社の名前が書かれたWEBやブログのほか、鉄道関連の投稿をくまなくチェックしていたと言います。

おそらくは会社への誹謗中傷などをチェックして、あまりにひどい内容だと思われるものには記事の訂正や削除をお願いしていたのかなと思います。

※今ならば損害賠償の請求も考えているのかも

 

私の知り合いで鉄道というか旅行好きな方がいて、その方が関西のとある私鉄の話題と車両の写真をブログに掲載したところ、無断で車両の写真を使うなというクレームのメールがその鉄道会社の総務部長の名で寄せられたことがあります。

たしかにその鉄道会社に対する批判的な記事ではあったのですが、記事の訂正や削除要求ではなく画像の使用に関してのクレームというのはいかがなものだろうと、内輪でちょっとした問題になったことがありました。

画像はご自身で撮影されたものをアップされていただけですし、社員や利用者の顔はすべて隠しての投稿だったのですが。

 

 

ただその当時はTwitterやFacebookなどSNSというものは今ほど広がりを見せていなかったというか、ひょっとしたらまだ無かったかもしれませんが、今はSNSのチェックを主に行っています。

鉄道会社が公式に事故等を発表する際には、当然ですが社員への聞き取り調査を行ってからになります。

速報で遅延や運休の情報を出しはしますが、事故などの詳細について発表する際には当然ですが当該社員から事情を聞くなどしてからになります。

ウソを発表するわけにもいきませんし、想像で適当なことを発表なんてできませんから。

ただ利用者だったりたまたま見ていた人が写真に撮ってSNSに上げるわけですが、当然公式が発表するよりは早いですよね。

すると憶測が先に広がり、その対処に困り果てるということもよくあるようです。

このあたりのことは鉄道やバスに限らず、様々な企業でも起こりうることでしょうけど。

 

乗務員のミスの様子がSNSにあがることも多くなっているし、写真付きで速報されることも多いですよね。

投稿者の大半は悪気なんてなく、今、目の前でこんなことが起こった! ということを知らせたい、そんな気持ちしかないと思います。

でも先にも書いたように会社は常にSNSの投稿をチェックしており、その広がりに多大な関心を寄せています。

それこそ軽微なミスであっても、SNSで広がり会社の名誉を傷つけた! と言わんばかりに処分がきつくなるということも多々あります。

同じミスでもSNSなどネット上に広がるか広がらないかで処分内容が違ったりしますから。

 

何か乗務員がミスをした(過走とか誤停車や誤通過などなど)場合、とにかくすぐに無線で報告しろと口酸っぱく言われていました。

本社では常にSNSを監視していて、誰かの投稿で乗務員のミスを知る。

ところが乗務区や駅ではまだそのミスが起こったことすら知らない場合、本社と現場とで必ずトラブルになります。

管理監督がなっていないから指導する立場の者がミスの事実を知らないのだ、みたいに本社に突っ込まれて、その乗務員はどのように処分するんだ! みたいに話しになり、同じミスでも処分の軽重に違いが出ることも多々……。

 

今ってSNSでの評判を気にする経営者や上層部が多いですよね。

〇〇時〇〇分の××行きの乗務員が……、みたいな書き込みを見つけると、本社からすぐに問い合わせが現場にきます。

特にミスでもない事項となると、現場側で把握できるのはその乗務員が担当し終えて乗務区に戻ってきてからなのですが、それでもなぜわからないんだ! 君たちの指導はどうなっている! って喚く本社の方々ってマジで多いです。

夏だと冷房が効きすぎて寒い、冬だと暖房が暑すぎるなんて書き込みの時に多い現象です。

でも、電車の冷房が効いていないとか、全車両弱冷房車になっている、冬なのに冷蔵庫の中にいるみたいのような会社側にとって不利だと思う書き込みはスルー。

逆に現場から本社へは日頃の恨みを晴らす……、とかではないけど、ここぞとばかりに車両を改善しろ! みたいに突き上げたりはしていましたけどね。

 

私はもう鉄道業界に身を置いていませんから、別にどうでもいいのですが……、でもやっぱり、速報で、しかも面白おかしくSNSで広げられるのはやっぱりやめてほしいなと個人的には思います。

会社側の不備に関することはどんどん書いてもらって、会社が重い腰を少しでも早く上げてくれたらとも思いますし。

こういう記事を書くと、またどこかの会社に目を付けられるのかな……。


 


 

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ご覧いただけたら幸いです。


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