踏切で列車の通過を待たされるのは、あまり良い気分にはなりませんよね。
初めは下り方向への矢印だけが点灯していて、やたらとゆっくりと通過していきイラっとした瞬間に上りの矢印が点灯する……、よくありますよね。
ずっと閉まりっぱなしになる踏切を見て、すぐに通過しないのならば一度遮断機を上げられただろ!
自動車やバスの運転手のほか、歩行者だってこんな気持ちになります。
私もよく遮断開始が早すぎるだろ!と思うことがありますから。
ダイヤ改正を行う時期って3月を中心にした春が多く、ついで秋に行うことが多いのかな。
鉄道会社にとって都合のよいダイヤに変えることをダイヤ改正と言うようですが(だから利用者によっては改悪だと捉えられることも多い)、とにかくダイヤ改正を実施して数日から一週間ほどすると駅にクレームが入り始めます。
- 他社線との乗換が不便になった!
- 今までより早い電車に乗らないと間に合わなくなった、何とかしろ!
- 今までは6両でも満員だったのに、4両に短くなって乗り切れない人もいるだろ!
駅勤務だとか車掌をしているとこんなクレームをよく言われますが、下っ端に何を言ったところで何も変わらないし、言っているほうも駅員や乗務員をただ捌け口に使っているだけだろうなとはわかっていますが、かなり腹は立ちますよ。
本気でクレームを入れ現状を変えたいのならば、下っ端に言っても無駄です。
下の声を真摯に聞くような鉄道社局なんてありませんからね。
駅勤務時代に駅長室の内勤に就いていたとき、ダイヤ改正から一週間ほどして数件のクレームが入りました。
鉄道利用者ではない近隣住民からのクレーム
- ダイヤが変わったらしいけど、それ以降踏切が閉まっている時間が長くなり渡りづらくなって困っている。
- 車の渋滞も以前よりひどくなっている、何とかしろ!
列車の運転本数は変わらないにしても、ダイヤ改正で数十秒時間が違ってくると踏切が閉まっている時間帯が変わってきます。
当該踏切付近で離合する上下の列車の時間がダイヤ改正で数十秒ずつ前後にズレ、踏切の遮断時間がそれまでより長くなるケースがありますから。
踏切の遮断時間に関してはダイヤ改正の有無に関わらずクレームが舞い込むことがありますが、ダイヤ改正後は特に増加する傾向にあり、必ず所属長を通じて必ず本社に報告していました。
返答はいつも必ず、ダイヤ編成者は踏切の遮断時間も考慮してダイヤを作成しており、踏切の遮断時間に関しても問題はないはずで、乗務員が新ダイヤに慣れていないことから起こる遮断時間の延伸ではないか……。
※ダイヤ編成者が踏切の遮断時間を考慮せずダイヤを作っているとは言わないけど、優先されているわけではない。
地元の方にすれば、それまでは〇分に家を出ればあまり踏切で待つことなく渡れていたのに、ダイヤが変わってからは数分早く出ないと渡れなくなり、お勤めの人だけではなく通学のために踏切を渡る児童生徒にも影響が出ます。
遮断時間が長くなれば踏切前には長い車列ができますし、鉄道利用者以外への影響もかなり大きいですからね。
この当時(1981年ごろ)勤務していた駅近くにあったバス会社の営業所長は、よく駅長室へ怒鳴り込みに来たりクレームの電話を入れてきましたが、このダイヤ改正時は連日のように駅長室へやってきては駅長と話し合っていました。
- 遮断時間がそれまでより長くなったことでバスの遅延が増大している
- 長い時間踏切で待たされた一般ドライバーによる無茶な追い越しが増加している
- バス運転士は乗客から遅延についてのクレームをもらうことが増加している
- 当該踏切を見ていると、一旦遮断機を上げられるタイミングがあるのに閉まりっぱなしになっているが、そこは改善できないのか
まだ駅長室の中では一番の下っ端だった私は、お茶くみがてら駅長とバス営業所長とのバトルをよく見ましたが、駅長は防戦一方でした。
なにせ駅長とはいえ、恒常的にダイヤを変更する権限なんてありませんし、クレームを受けて本社へ報告したところで何も変わりませんから。
新しい列車種別ができたり、古い車両がダイヤ改正を機に廃車されたり、それまで入ることのなかった形式が新たに入ったり、慣れ親しんできた列車種別が消滅するなど、趣味的に見れば追い掛けたい気持ちになるダイヤ改正前後ですが、私はダイヤ改正=クレームと言う印象が強くてあまり良い印象を持つことはなかったです。